なんかsemi-graphが蜩の説明やっているので便乗します。ネタバレあり。
狂いかぼちゃ的楽しみ方

鬼隠し編……始まりが急に恐そうで身構えてかかりましたが、前半ののほほんさに「えっ、これホラーじゃなかったっけ?」と戸惑いガードを緩め、まもなくすっかり雛見沢の住人に。ですが坂道を転がるように恐くなるストーリー展開と訳の分からない雛見沢現象に、脳内では早いうちに推理を停止(これが後々功を奏しました)。ただただ呆然と見つめるうちに話はいよいよ佳境へ、ってかレナお前こええよっ!そして物語の終盤はただただ驚きの連打(えっ、レナと魅音死んじゃったよ!?つーか主人公が人殺しちゃったよ!?)が続きます。そして最後の圭一の死、主人公が死ぬというBad Endの意外性に呆然としながらも、何か哀愁が残る彼の死に胸の中に寂しさに似た感情を抱いて終了。あまり恐怖感は残らなかったですね。

綿流し編……いきなり圭一が生きている状態で始まり、「何コレ?平行世界?」と混乱するも、何とはなしに順応。「五日目の詩音を魅音だと思ってた俺の青春を返せっ!」と叫ぶこと約一分、この頃には前回の惨劇をすっかり忘れていますね。で、七日目の二つの麦茶のくだりで、「かわいさなら梨花ちゃんだが、やはり萌えキャラは魅音だな」、と認識を確定。勿論推理に頭を使うことなど既に忘却の彼方。それで物語の後半、例によって狂ってくる日常、今回は予想していたのでそんなに恐がらず話を進められました。最後のほうの圭一の行動は全部そこそこ格好いいと感心。ですがその分人形が血で汚れるくだりはとても悲しく、「これでEndか……、ってかこれじゃホラーっつーよりむしろ泣きゲだろ……」、としんみり思っているのも束の間、ラストのどんでん返しで戦慄、ひぐらしの中で一番恐いシナリオと私は感じました。

続きはまたいつか。